青山軒

倉經所閒虛言

  • やっと眼を覚ましたかい それなのになぜ眼も合わせやしないんだい?
    「遅いよ」とおこる君 これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ

  • 心が身体からだを追いしてきたんだよ

  • 君の髪やひとみだけで胸が痛いよ
    同じ時を吸いこんで離したくないよ
    遥か昔から知る その声に
    生まれてはじめて 何を言えばいい?

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  • 次と その次と その次と線を引き続けた
    次の目的地を描くんだ
    宝島

  • このまま君を連れて行くと
    丁寧に描くと
    れたりふるえたりした線で
    丁寧に描く
    と決めていたよ

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  • いずれ花と散る わたしの生命
    帰らぬ時 指おり数えても
    涙と笑い 過去と未来
    引きかれしわたしは 冬の花

  • あなたは太陽 わたしは月
    ひかりと闇がじり合わぬように
    涙にけむる ふたりの未来
    美しすぎる過去は蜃気楼

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  • 出来れば世界を僕は塗り変えたい
    戦争をなくすような大逸だいそれたことじゃない
    だけどちょっと それもあるよな

  • 俳優や映画スターには成れない
    それどころか 君の前でさえも上手に笑えない
    そんな僕に術はないよな
    嗚呼…

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  • かじかんだ心 ふるえる眼差まなざ
    世界で 僕は ひとりぼっちだった
    散ることしか知らない春は
    毎年 冷たくあしらう

  • 暗がりの中 一方通行に
    ただ ただ 言葉を書き殴って
    期待するだけ むなしいと分かっていても
    救いを求め続けた

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